映画関連グッズのネット通販ショップスタッフがお届けするお気楽ブログ

　な、なんと、台風ですって！
　今年は空梅雨で、どうなるんだろうと思っていたら、いやはや、とんでもない…。大きな被害にならなければいいんですが。

　皆さん、こんにちわ。丁稚の定吉です。
　今後の台風情報には十分気をつけて下さいね。

　さて今日は、この時期の映画館勤務時代の思い出話を。

　映画館にとって、夏の空調管理はほんとに頭の痛いことでした。
　基本的に暑いですから、当然クーラーを入れています。で、当然暑いわけですから、少し低めの温度設定にしていますと、場内に長くいらっしゃるお客様から、ちょっと冷えすぎて寒いから温度を上げてほしいと要望が入るんですよ。で、そうすると今度は、暑い中一生懸命歩いていらして下さったばかりのお客様からは、場内が暑すぎる、温度を下げてくれと要望が入るんですね。そりゃ当然ですわ。
　つまり、この時期を迎えると、スタッフは一日中クーラーのスイッチを上げたり下げたりしてましたね。お客様それぞれにとって適温が違うので、ほんとに苦労しました。というより、嫌でしたね(笑)
　一般映画館でもブランケットを配ったりと苦労されてるようですが、ポルノ映画館でそれは出来ませんでしたし…。

　夏になると、それを思い出します。
　当時のお客様の、「クーラーなんとかしてくれや」とおっしゃってこられる顔まで浮かんできます。あ～、懐かしいや～　

こんにちは、みるく紅茶＠まだ正月休みがやってこないです。

2012年になってもう2週間がたちました。みなさまのまわりでは大きな変化はありましたか？
みるくもそろそろ『ドラえもん』でも登場するのかしらと待ってるんですが、、、まだ見かけたことがありません。早く出会いたいものです。

そんなみるくのお気に入りは、未来のドラえもんではなく過去の『源氏物語』。
ちょうど今、生田斗真主演の角川映画『源氏物語　千年の謎』が上映されてますが、みるくは原作の『源氏物語』が好物です。

高校時代に受けた原栄一氏（現・金沢学院大学名誉教授）の講座のおかげで、それまでの古文嫌いがいきなし好物になってしまいました
それ以来、表記を現代漢字に直した文章をオモシロ楽しく読んでます。
そんな古文好きなみるくでも、ときどき読んでて困ることがあります。
それは意味不明のことば（単語の意味じゃなく用具の名称）の登場です。
専門用語的な「用具」の名前はヒントがなく、どんなに考えても、、、わかりませんヽ(`Д´)ﾉ

同じようなことがポルノ映画館でもおきてます。
以前、梅田日活劇場（現在は閉館）の受付に入っていた日のこと。

入口にあるポスターを眺めてた3人組の大学生の声が聞こえてきました。

学生１号「なあ、これエロいやん。これ見よう」
学生２号「ええなあ、入ろ」

なんて言いながら、入って来ようとしたんですが、

学生３号「なぁ、サンボンダチ（三本立）って何や？エロ用語？」
１号２号「？？分からん？」

だそうです。(￣○￣;)
最近の学生クンたちは『三本立て（さんぼんだて）』という言葉を知らないようですね。

ちなみに三本立てとは、シネコンのような特定の1タイトルのみをお客様を入れ替えて上映するのではなく、『３タイトルの映画を入れ替えなしで上映してますよ』という意味なんです。
ところで、これ以外にも聞かれたことのある質問は、

Ｑ．「オールナイト」やろ、24時間営業？

→興行の決まりで24時間営業の映画館はありません。

ちなみに映画業界では、日にちの変わる24時以降に上映することを「オールナイト」もしくは「ナイター」といいます。
例えば深夜２時までの上映でも「オールナイト」と表記してある映画館がたくさんあります。どこでも始発まで営業してるものだとお間違いにならないようにご注意下さいね。
また、日の変わる前までの上映を「レイトショー」もしくは「ミッドナイト上映」といいます。

Ｑ．「初日」って何や？

→新作、再映に関わらず、上映作品がかわった最初の日を「初日」といいます。

Ｑ．ポルノ映画館って個室ですか？

→映画館です。個室はありません。(・・;)

Ｑ．女の人は待機してますか？

→映画館です。あり得ません。(｀_´)プンプン

これは外人さんからよく聞かれるのですが、タイをはじめとしたアジア各国では、ポルノ映画館にセックスワーカーの女性がつきものです。
日本でも同じだと思われているんでしょうね。

こんなところが、よく受けた質問です。
ポルノ映画館ってリアルじゃなくなってきたのかなぁと感じてるみるくでした。

特に『業界用語』って、考えてもわかりにくく困りますよね。
映画館にいる頃はそれが当たり前で、違和感を持ったことがありませんでした。
これからはどの映画館ももっとわかりやすい表現にしなくちゃいけないなと思いました。

ＰＳ．
以前いた梅田日活劇場でも掲示物に業界用語が満載でした。
例えば『金曜初日』。
金曜日から上映映画が変わるという意味なんですが、今の大学生くらいのひとには意味不明なんですよね。
いまだにこんな表現を平気で掲示している映画館もありますが、、、
　　『毎週金曜日より上映作品が変わります』
とお客様にわかりやすい表現にする。など、全ての発想をお客様寄りに変えてかないと、ポルノ映画館は取り残されちゃうような気がします。

初めまして、みるく紅茶＠元ポルノ映画館スタッフです。

ある日、オールナイト営業の受付をしていたら、、、夜中なのに大きめな真っ黒のサングラスをかけた、いかにも怪しそうな人が入ってきました。
それも周りを気にするかのようにキョロキョロ。その上、ゆっくり一歩一歩確認するかのように受付への階段を上ってきてます。

＼(>o<)／ギャー！映画館強盗ですか？

ここにはお金ないんですけど、、、
ってことはなく、受付に到着すると、

「（ボソボソっと）大人一枚！」

な～んだ、強盗じゃなかったんですね、、、( -.-)
っていうか、別に普通に話しても大丈夫なんですけど、、、と思いながら、一般料金のチケットをナチュラルに販売しました。
彼はそれを受け取ると、そのままゆっくりと場内に向かったのですが、、、
でもどうしても聞いてみたくなり、

「見えてます？」

って聞いちゃいました。だって疑問だったんで(笑)。そしたら、

「見えない」

(゜゜;)＼(--;)オイオイ！

お話ししてみると、コンパ帰りに何度か友だち連中と映画館の前を通って、ポルノ映画館があることに気づいたそうです。
で、行ってみたいなと思ってたんだけど、友だちに入るとこ見られたら恥ずかしいやと思ってて、なかなか来られなかったんだそうです。

で、意を決して、、、初デビュー！
(^-^)//""パチパチ

う～ん、ピュアな少年ですねぇ。まだ二十歳だそうで、これからも来てね♥
って約束しちゃいました。

それにしても、こうやって、ポルノ映画に興味持ってくださるお客様が増えることは、本当にうれしいです。AVなどのイメージで、ポルノ映画もAVも裸が出てるだけじゃん、、、って思いこんでるひとが多いです。
でも、本当は全然別物なんですよね。

AVは出演しているキャストをどうエッチに見せるかがテーマ。
ストーリーがあったとしても、それはキャストの別の表情を引き出すためのもの。

それに対しポルノ映画は、誰が何といおうと映画。
監督がキャストを使って何か伝えたいことを表現するための作品です。
ストーリー云々もありますが、見て感動しちゃったり、楽しかったり、泣けちゃったり、、、内容に引っ張り込まれちゃいます。

ポルノ映画を見たことのないみなさん、ぜひ騙されたと思って本物のポルノ映画、観て下さいね。「確かに違う！」ってわかってもらえると思いますよ。

もしその時、気になったポスターがありましたらサクッとパチって、、、(・_*)＼ペチ
じゃない、タイトル覚えて【CINEPO.com】でポスター探して下さい。
お得に販売中ですよ！ （from 一応宣伝 （・・；））

てなわけで、みるく紅茶でした。
みるくもいろいろと思いついたこと書いていきますので、そんなことないじゃんと思われたり、こう思うんだけど、、、なんてこと思われましたらぜひコメント下さいね。
お待ちしておりまする。